2010年 日本ゴルフツアー選手権 シティバンク カップ 宍戸ヒルズ

遼、メジャー初制覇に向け調子は上々!

2010/06/02 18:41
重さ5キロのボールを持った状態で素振りを繰り返していた石川遼

国内男子ツアーの今季メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 シティバンク カップ 宍戸ヒルズ」が明日3日(木)、茨城県にある宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースで開幕を迎える。その前日は練習日に割り当てられ、石川遼はインコース9ホールをラウンド。その後2時間ほどドライビングレンジで打ち込み、最後の調整を終えた。

今大会は昨年が50位タイ、一昨年が予選落ちと、コースとの相性は決して良くは無い。「僕にとっては難しいコースの1つ」と正直な印象を述べる一方で、「この1年で、あらゆるコースやトーナメントをプレーしてきました。コースの難しさについては、そこまで怯えていません」と強気な言葉も。ホールアウト後の打ち込みも「修正ではなく、練習で良かったスイングを体に覚えこませるため」と説明するなど、調子も上々のようだ。

この日目に付いたのは、ラウンド中に頻繁に手にしていた重さ5キロのボール。これまではボールを持った状態で腹筋やスクワットをし、主にトレーニング用として使っていた。「ラウンド中に使ったのは初めて」という石川は、ティグラウンドでボールを両手で持ち、素振りの要領でスイングチェックする場面が何度も見られた。

「ボールを持つことで、手先の動きが抑えられるんです。ボールを体の幅の中に収めた状態で、体を回転させるイメージですね」。手先を使ったスイングは、右や左、飛ぶ時、飛ばない時のバラつきがあり、「悪いこと尽くし」と表現する石川。「今朝、思いつきました」という練習方法の成果を、メジャー初制覇へと結びつけることができるか。

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