遼、スコア伸ばせず32位タイに終わる

国内男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」に出場している石川遼。通算4アンダーの16位タイから少しでも順位を上げるべく迎えた最終日だが、思うようなゴルフができなかった。2バーディ、4ボギーとスコアを崩し、通算2アンダーの32位タイで大会を終えることになった。

この日は、高校の先輩にあたる薗田峻輔と同じ組でラウンドした石川。「全てにキレがあってジュニアのころと変わらない」と薗田のプレーに感心する一方で、自身は持ち前の攻めのゴルフを出せなかった。

4番でボギーが先行してしまった石川は、続く5番パー5で2オンに成功。イーグルパットは決まらなかったが、確実にバーディを奪った。しかし、その前のボギーが悔しかったのか、バーディを奪っても派手なアクションはなく、6番ティグラウンドに向かった。

その後もショットが安定しない状態が続き、チャンスらしいチャンスもなく、ホールが進んでいく。前日にはバーディをたくさん奪いたいと話していた石川だが、この日のバーディは2つだけ。距離の短い13番パー4では連日のバーディとなったが、14番、15番と連続でボギーを叩いてしまった。

「今日を楽しみにしていたのですが、やっぱり上手く行く日と、行かない日がありますね。また明日から頑張りたいです」と、この日のゴルフについては多くを語らない。「今の自分の弱点が明確になりました。まだまだだな、と感じました」と話す石川。今週見つかった課題の1つがティショットで右にミスする傾向があること。「そこをしっかりと修正して4日間良い状態でプレーできるようにしたいです」と今後に向けての目標を語った。