遼、1日3OBの大乱調!3年連続の予選落ちに終わる
長崎県にあるパサージュ琴海アイランドGCで行われている国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」2日目。ここ数日の好天によりグリーンは硬さを増し、スピードもアップ。アンジュレーションのきついグリーンは、ピンポジションによって落とし所が重要となってくるが、狭いフェアウェイを外すと狙い通りの場所に止めることは非常に困難になってくる。
初日を1アンダーで終えた石川は、2日目は午前スタート。1番のティショットはフェアウェイをキープしたものの、その後はなかなかフェアウェイを捉えられない。2番では右ラフから、ピン左上のカラーにつけてそこから3パットのボギー。続く3番はティショットを左サイドのOBギリギリの斜面に打ち込むと、左足上がりでつま先下がりのライから、「右に行くのを嫌がって手首を返してしまった」と、2打目をグリーン左サイドへ外してOBとしてしまう。このホールをダブルボギーとし、前半は3つスコアを落として折り返した。
後半に入っても10番、11番とフェアウェイを外して連続ボギー。13番パー5では、ティショットを右サイドのファーストカットに置くと、ピンまで残り260ヤードの2打目に3Wでピンを狙ったが、2発連続でグリーン左手前の林に打ち込み連続OB。「ライも前上がりだし、決して良いショットを打てる確率は高くないけど、狙っていかないといけない状況だったので打ち急いでしまった」と、カットラインもちらつく中でのミスショットを悔しそうに振り返った。
結局このホールをトリプルボギーとした石川は、通算7オーバーでホールアウト。プロ入り後初のノーバーディラウンドで、カットラインには3打及ばず、今季2度目の予選落ちが決定した。「ラフからとフェアウェイからとでは球筋も変わってくるし、インパクトの感触も違う。ラフから打つことが多くなると、タイミング、リズム、イメージに影響が出てきてしまう。ラフから打つ回数が多くなったのが、良いプレーができなくなった要因です」。
当初の手ごたえとは対照的な結果に驚きすら見せる石川。「(僕自身)良いと思っていたけど、こういう日が今日来たことはすごく残念です。実力の差が出るコースだと思っていて、この成績ということは、自分に実力がないんだなと思いました」。常に右肩上がりで成長の道を歩めることは望み様も無いが、メジャー初戦での予選落ちという結果には、さすがの石川も落胆の色を隠せなかった。