遼、31年ぶりの長崎でメジャー最年少Vへ挑む!
2010/05/12 17:43
今週開催される「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」は、長崎県にあるパサージュ琴海アイランドGCがその舞台。長崎県で男子のプロトーナメントが開催されるのは、1979年の「九州オープン」以来、実に31年ぶり3度目のこと。メジャー大会は初開催とあって地元は大いなる盛り上がりを見せている。
大会前日の水曜日は練習日に当てられたが、この日ギャラリーは入場無料。さらに写真撮影もOKとあって、2,119人がコースを訪れた。そんな中、この日が2ラウンド目となった石川遼は、途中の17番パー3で水切りショットを披露するなど、ファンサービスも忘れない。「ギャラリーに凄く楽しそうに見て頂いて、僕も楽しかったです」と、余裕ある最終調整となった。
「コースはフェアウェイを狭くして、グリーンが大きくアンジュレーションもある。難しく感じるけど、出場する選手はみんな同じ条件なので、その中でもなるべく少ない打数で上がることだけ考えてやりたい」と石川。「ピンの近くに載せられるコースじゃない」と、この日はグリーン上でロングパットのラインや距離感を入念に確かめていた。
2週前の和合で最終日に「58」を記録して逆転優勝。その余韻はまだ醒めていない。「良い結果は今の自分を後押ししてくれる」と石川。「最終日、トップと5打差以内なら諦めないでやりたいです」。目指すはメジャー大会最年少優勝と、2試合連続V。それでも石川は、「僕は最年少よりも最年長の方が凄いと思います」と、周囲の期待をさらりとかわした。