遼、開幕戦は改造中の新スイングで挑む!
2010/04/14 21:17
国内ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」初日を前日に控えた14日(水)、石川遼はプロアマ戦で18ホールをプレー。「今日は80(ストローク)くらいかもしれない」とややショットの精度に欠けた事もあり、ホールアウト後には1時間以上に渡りドライビングレンジで調整を行った。
現在、「新しいことに取り組んでいる」という石川。それも、長いスパンで考えた本格的なスイング改造だという。父の勝美氏からも「あと3から4試合はかかるだろう」と言われており、「僕もそう思う。早くマスターしたい」と、まだ取り組んでいるスイングが未完成であることも明かす。
その先に待つものは、飛距離と方向性の向上だ。「これまでは筋力が無かった分、インパクトで伸び上がる反動で飛ばしていたけど、安定性に欠けていた。腰の回転も止まり、力が上に働く分、ボールに100パーセントの力が伝わっていなかった」。その問題点を「インパクト付近でアドレスの前傾を保ち、腰の高さを保ってスムーズに回転する」ことで改善を図るという。
シーズン開幕直前に敢行しているスイング改造だが、「今は自分の土台が築けていて、新しいことに取り組みつつも試合に集中できると思う。不安はありません」と石川。この日、同じく開幕戦に出場する高校の先輩、薗田峻輔と久しぶりに会話をし、「互いにプロになって一緒にプレーすることが大きな夢でした。本当に感動しました」と新たな刺激も得た。攻めの姿勢を貫くことを改めて誓った今シーズン。スイング改造の動向と合わせ、初日のプレーに大きな注目が集まる。