2010年 アーノルド・パーマーインビテーショナル

遼、32位タイへ浮上!「3日間で一番自分らしいゴルフ」

2010/03/28 05:51
ドライバーは頼れる武器。実戦を通してアイアンの距離感にも磨きを掛け、最後の仕上げへと入っている。

フロリダ州にあるベイヒルGC&ロッジで開催されている「アーノルド・パーマーインビテーショナル」3日目、決勝ラウンドに進出した石川遼は「昨日のようにカットラインがちらつくことが無かったので、凄く良い集中力とバランスでプレーすることが出来た」と満足そうに振り返った。

この日は9時33分にカール・ペターソンとの2サムでスタート。2番パー3をボギーとしたが、4番パー5で3mを沈めてバーディとすると、6番パー5、7番パー3で連続バーディ。前半は2つスコアを伸ばして折り返した。

今週の石川は、ドライバーショットの平均飛距離は286.2ヤードで5位、フェアウェイキープ率は73.8%で7位タイと、PGAツアーの中でも上位にランクされている。「僕のゴルフ人生で一番良かったと思うのは去年のミズノオープンの時だけど、今もドライバーには安心感はあります」。豊富な練習量が数字となって現れている。

後半は2つのボギーを叩いたものの、16番パー5で2オンに成功してバーディ奪取。この日は4バーディ3ボギーの「71」と1つスコアを伸ばして通算1アンダー。32位タイへと順位をあげた。

初日2個、2日目3個、そしてこの日は4個。石川の調子のバロメーターとも言えるバーディ数は日増しに増え、「昨日はボギーが1つだったので2アンダー。今日の方がストロークは1打多いけど、まだまだバーディの多さを追求していきたいので、今日のゴルフが3日間で一番自分らしかったです」と誇らしげ。

マスターズに向けて最後の実戦舞台となる明日の最終ラウンドは、「(1日4つ目標の)16個まではあと7個足りないので、明日は7バーディを目指してやりたいです」と石川。「それだけチャンスを作らないと可能じゃないけど、多くのチャンスを作っていくだけです」。このままの上り調子で最終日、そして夢のマスターズへと繋げていきたい。

2010年 アーノルド・パーマーインビテーショナル