2010年 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ

遼、バーディ量産も18番で痛恨のダボ・・・浮上は叶わず

2010/02/13 12:31
18番の2打目を木に当ててしまい、3打目地点で険しい表情を見せる石川遼

「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」初日を2オーバーの125位タイで終えた石川遼は、2日目はスパイグラスヒルGCでプレー。巻き返しを狙うべく10番ティからスタートを切ったが、右ラフから打った2打目がグリーンをオーバーして奥のラフへ。アプローチを1.2メートルに寄せるものの、下りの微妙なラインを読みきれずにボギー発進としてしまう。

この日は全体的にドライバーが右に曲がり気味で、2打目以降はラフから打つ場面が多かった石川。パー5では2打目でフェアウェイに運ぶなど調整し、4つのバーディを奪ったのは見事だったが、パー4ではスコアメイクに苦しむ展開となった。

痛恨だったのは、18番パー4。ティショットを右の林に打ち込むと、2打目が約20メートル先の木に当たり、ほとんど真下に落下。3打目はグリーンをオーバーして奥のバンカーに打ち込むと、4打目も再びグリーンをオーバーしてカラーまで達してしまう。このホールを5オン1パットのダブルボギーとし、浮上のきっかけを掴めない状態が続く。

最終的に6バーディを奪ったものの、ダボ1つ、ボギー5つを叩き、通算3オーバーの131位に後退。決勝ラウンド進出に向けて、ペブルビーチGLをプレーする明日の予選最終日はビッグスコアが必要な状況となった。「ロングでバーディが獲れるようになったのは良くなって来た証拠だと思う。明日は、良いところが全て出てくれれば予選通過もできると思うので頑張りたい」と、石川らしく前向きな言葉を残してコースを後にした。

2010年 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ