遼、ショットが好調も34パットに沈む
2010/02/12 11:34
3つのコースが戦いの舞台となる「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」初日、石川遼はモントレーペニンシュラSCをプレー。「ドライバーは先週に比べて良くなって来た」と安定したティショットを見せるが、この日はパットに苦しみ、2バーディ、4ボギーの2オーバーでフィニッシュ。125位タイと大きく出遅れる滑り出しとなった。
1番からスタートした石川は、4番でボギーを叩くものの、直後の5番で5メートルを沈めてバーディ。10番では1.5メートルを外してボギーとするが、11番でバーディを奪い返すなど、パットが不調ながらも耐えるプレーを続ける。だが、「今日で少し痛かったところ」と振り返る15番、16番では3パットによる連続ボギー。34パットという数字が物語る通り、パットに泣かされる展開となってしまった。
今大会はプロとアマチュアが2人1組でペアを組み、4日間を共にプレーする特殊な試合形式。プレーの進行は通常の競技に比べて1時間ほど遅くなり、初めての経験となる石川への影響が気にかかるところだった。自身は「思ったよりも1人1人が真剣にプレーしていたし、プレーはしやすい環境だった」と話すものの、やはり高い集中力を保つのは難しかったのではないだろうか。パットの不調は、その部分が表れているようにも見えた。
明日プレーするコースは、練習ラウンドで「一番プレーしやすかった」と話していたスパイグラスヒル。今大会は3日間の予選ラウンドが設けられているが、早くも後がない状況に追い込まれてしまった。明日は気持ちを切り替え、巻き返しを期待したいところだ。