遼、賞金王をかけた頂上決戦に「ドキドキ、ワクワク」
2009/12/02 18:17
今シーズンの男子ツアーもいよいよ最終戦。石川遼が史上最年少の賞金王に王手をかけて迎える「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が、明日の3日(木)に開幕する。賞金ランク2位の池田勇太との差は約2,455万円。池田が優勝して4,000万円を手にしない限り、石川の歴史的快挙が達成される。絶対的優位に立って迎える中、「ここまで充実した時間を送れたし、最後もそういう気持ちで終えたい。ここまで来たら最後は自分の気持ち、気力だと思う」と、意気込みを口にした。
初日は、池田と同ランク3位の小田孔明とともに最終組からスタート。「池田さんと孔明さんという、日本のトップに立つ2人とプレーできて楽しみです」と目を輝かす石川。池田とは10月の「コカ・コーラ東海クラシック」最終日以来の直接対決となるが、「最後の最後に一緒にプレーできて嬉しいです」と、その表情からは緊張や重圧は読み取れない。
賞金王をかけた一戦ということを省いても、今週のタイトルに向けた意欲は高い。「今シーズン初優勝をした時に、思い浮かべたのがこの大会でした。待ち遠しかったし、今はドキドキワクワクの気持ちです」。今シーズンの優勝者と賞金ランク上位25名しか出場できない今大会。想い描いてきた大舞台で賞金王を決めることができれば、石川にとって生涯忘れることのできない瞬間となるに違いない。
「池田さんも厳しい状況かもしれないけど、絶対に油断はしたくない。(賞金王に)どちらがなるにせよ、最終日、最終組をプレーしたい」と目標を掲げる石川。まずは今週の結末を大きく左右するであろう、初日の頂上決戦の行方に注目が集まる。