石川遼、ドライバーショット完璧で首位と2打差に大躍進!!
国内男子ツアー「カシオワールドオープン」に出場している石川遼は、初日に4アンダーをマークしながらもドライバーショットの精度が悪く、納得しきれずにいた。ところが、2日目は別人のような完璧なショットを披露した。
9時に1番ホールからスタートした石川は、注目の1打目をフェアウェイ左サイドの300ヤード地点まで運んだ。このホールでバーディを奪った石川だったが、その後もティショットでフェアウェイをキープし続けるが、バーディは奪えず8番までパーを繰り返す。
9番はドライバーショットの落としどころにバンカーが点在するため、多くの選手が3番ウッドなどでコントロールショットをするが、石川はこの日も果敢にドライバーを振りぬいた。結果、20ヤード程度の狭い幅に落とし、バーディに結びつけた。
後半に入るインターバルで石川は、ギャラリープラザで販売されている焼きそばとおいなりさんを食べて腹ごしらえ。「普段はあまり食べませんが、待ち時間が長かったので。僕は食べだすと満腹になるまで食べたくなっちゃうんです」と話すが、満腹にならない程度で我慢した。
そして後半に入ると、10番では飛距離に定評のある小田孔明をオーバードライブし、570ヤードを2オン。イーグルパットは1mショートしたが、着実にバーディを奪う。11番パー3は風の計算ミスでボギーを叩いたが、ピンチらしいピンチはこの1回だけ。次第にフェアウェイを外していないことに気づいた石川。「途中でラフに入れていないことに気づいて、変に緊張しました。僕がキープ率100%なんてありえませんから」。
15番でこの日初めてドライバーショットを右に曲げた石川。それでもラフとの境目に1.5mの幅で少し長めに刈られたファーストカットにボールが止まった。「あれで少しほっとしました。それで16番以降、思い切って振ることが出来ました」と振り返る。打ち上げが続く17番、そして最終18番とフェアウェイセンターを捉え、連続バーディフィニッシュ。
首位とは2打差の3位タイという好位置に浮上した石川は「言いたくないけど、明日が鬼門ですね・・・」と一言。大会3日目にスコアを崩すことの多い石川。「昨日できなかったことが今日は出来ましたが、明日も出来るとは限りませんので」と発言も慎重。スタート前にショットの良いフィーリングを掴んでから第3ラウンドに挑むつもりだ。