石川遼、自らの誕生日祝うノーボギー!
国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」の初日を迎えた石川遼。この日は石川の18回目の誕生日ということで、ラウンド中には何度もギャラリーから「おめでとう!」という声援をもらった。
10番ホールからスタートした石川は、415ヤードで右にドッグレッグした13番パー4で果敢にもグリーン方向にドライバーでティショットを放った。昨年は一度も捉えることが出来なかったフェアウェイを捉え、グリーンまでは35ヤードの花道に運びバーディを奪った。
しかしこの日の石川はショットがバラつき、ことごとく2オンに失敗。それでもアプローチとパットが冴え、ボギーを叩かぬ我慢のゴルフを続けた。最大のピンチは17番パー5。ティショットが右サイドの林に入り、2打目は5m先の木に当り石川の左横を転がり10m後ろに戻ってしまった。しかし、ここでも3打目でグリーン手前に運ぶと、45ヤード残した4打目のアプローチでピン左20センチに寄せてパーセーブに成功した。
後半に入り、徐々にショットに正確性が出始めると、5番パー5で216ヤードの2打目を3番アイアンで放ち、ピン手前3mに2オン。このホールでイーグルパットを決め、8番パー3でもバーディを奪い4アンダーの7位タイでホールアウトした。
「今日はサンドウェッジとパターに助けられました。こんなにグリーンを外してノーボギーでラウンドできたことが不思議です。初日から好スタートを切れたので、まずは予選通過したいです。今週予選を通過できたら、これから続くホストとしての大会に自身もつきますし、気持ちに余裕が出来ますので・・・」。石川は昨年、ホストプロとしてのプレッシャーも感じ、予選落ちが続いていたことも明かした。
初日を終わって首位と2打差の7位タイ。2日目に大叩きしない限り、予選通過というよりは、優勝争いも行える位置に付けた石川。自身初のツアー2大会連続優勝に向け、2日目もスコアを伸ばすことが出来るかが注目だ。