石川遼、自己ベストタイで単独2位! 今季3勝目へ好スタート
国内男子ツアー「VanaH杯KBCオーガスタ」の初日、石川遼が落ち着いたプレーで7バーディ、ノーボギーの「65」をマーク。自己ベストタイ記録のスコアで、首位と1打差の単独2位スタートをきった。
8時15分にスタートした石川は、出足の10番パー4でティショットを右サイドのラフに入れたが2オンに成功し、2パットのパー。続く11番は難易度の高いホールだが、2打目で果敢にピンを狙いバーディ奪取。13番パー5では、ティショットを右の林に入れたが、2打目で確実にフェアウェイに出し、難なくパーをセーブした。
前半を11番と14番でのバーディの2アンダーで折り返すと、後半に入り2度の連続バーディを含む5バーディを奪い、7アンダーでホールアウト。今季3勝目に向けて最高のスタートとなった。
この日の石川は惜しいバーディパットもいくつかあったが、ミスパットはほとんどなかったと言う。「結果を気にしないで、自分がいいストロークをすることを心がけました。今日は18ホール、邪念を捨ててプレーできました」。前日に落ち着いてプレーすることを誓ったが、宣言どおりのプレーで、目標としていた4アンダーを大きく上回る結果を残した。
パットも好調ならアイアンショットも同じように好調だった。ドライバーでは右サイドのラフに入れること5回。しかし、次なるアイアンショットでことごとくグリーンを捉える危なげない安定したラウンドだった。
「木曜日のスタートが大事だと自分に言い聞かせて、こうやって良いスコアでプレーができたのは、次のラウンドにも繋がると思うし、今週はすばらしい週になると思います。初日だけでは優勝は見えないけど、見えるようにしっかり耐えていきたいです」。ドライバーショットの安定感が加われば、さらにスコアを伸ばし独走態勢に入る可能性もある。