2009年 関西オープンゴルフ選手権競技

遼、バーディ7つもボギーが足を引っ張り31位

2009/08/23 18:45
16番ではあご近くからのバンカーショットが真上にあがり、危うく自分に当たりそうになった石川遼

ディフェンディングチャンピオンとして「関西オープン」最終日に挑んだ石川遼。3日目を終えた時点のスコアは3アンダー。この日は7アンダー、通算10アンダーを目標に朝一番の第1組として、1番からティオフした。

朝一にも関わらず、多くのギャラリーがついた石川組。そんなギャラリーの期待に応えるように、石川は1番から3連続バーディの好発進を見せる。「最高の出だしでした。気の引き締まる良いスタートが切れました」という石川。

しかし今の石川にとって、フェアウェイが狭くラフの深い宝塚で、ボギーを叩かないことは容易な事ではない。6番でバーディを奪ったものの、7番でボギー。8番でバーディを取り返したが、直後の9番で1.5mを外してまたもやボギー。「リカバリーをしようとしているけど、ショットもパットもまだまだ未熟」と、ボギーの少ない上位陣との違いを認めざるを得なかった。

「タラレバになるけど、ボギーが無ければ10アンダーに届いていたバーディの数だったので、それが上位にいけなかった要因だと思います」という石川。結局この日は7バーディ3ボギー1ダブルボギーの「69」。2つスコアを伸ばしたものの、通算5アンダーの31位タイで4日間の戦いを終えることとなった。

「ティショットがラフに行くことはしょうがないと思うけど、フェアウェイやグリーンを外した時にどう対処していくか。これだけ長い野芝からグリーンを捉えるのは難しい」と、ラフからのアイアンの距離感に苦しんだ今大会。「残り160ヤードを、フライヤーを計算に入れてPWで打つのか、8Iで軽く振ってフライヤーさせないのか」。経験がものをいう部分もあるだけに、「1年の中でこれだけ深いラフはこの時期しかない。次の夏に生かしたいです」と、課題を胸に来年のリベンジを誓った。

2009年 関西オープンゴルフ選手権競技