2009年 〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック

遼、自己ベスト更新で2位浮上!

2009/06/26 17:59
最終18番をバーディで締め括り、ガッツポーズを見せる石川遼

「~全英への道~ミズノオープンよみうりクラシック」初日を3アンダーで終えた石川遼。初日はドライバーショットがほとんど完璧という好調さを見せていたが、2日目に入るとさらにパッティングも噛み合い出し、序盤から目の覚めるようなゴルフを繰り広げた。

1番、2番で連続バーディ。3番パー3では、ティショットをバンカーに入れ、そこから4mのパーパットが残ったが、これをねじ込み流れを切らさない。346ヤードの6番では、ドライバーでグリーン手前のラフまで運ぶと、残り40ヤードをSWで1mにピタリ。そこから9番まで4連続バーディを奪って、前半は自身の9ホール最小ストロークを更新する「30」で回り、通算9アンダーの単独首位で折り返した。

3Wやアイアンを持ってティショットを打つ丸山茂樹鈴木亨を尻目に、石川はすべてのホールでドライバーを振りぬいていく。12番ではフェアウェイから残り135ヤードをPWで5mにつけてバーディとし、通算10アンダーへとスコアを伸ばした。

201ヤードの13番パー3。石川にとって、このホールが唯一のミスとなってしまう。ピンまで190ヤード、打ち下ろしを計算して165ヤードを8Iで狙ったが、これがグリーン手前の池に落ちてしまう。3打目で2.5mに寄せるも2パットのダブルボギー。クラブ選択ミスという石川は、「番手によって鋭角に落ちたり、鈍角に落ちたりする。そこを見極めないといけない」と、打ち下ろしの影響の少ないショートアイアンで距離が足りなかったことを反省した。

それでも、「1日、OBの1つや2つは、池ポチャも含めてしょうがないと思っていて、今の実力では想定内と思えました」という石川。16番ではバンカーからの3打目がピンに当たって50cmに止まり、18番ではラフからの2打目をレイアップして、残り100ヤードをAWで1.5mにつける。上がり2つのパー5できっちりとバーディを取り返した石川は、結局この日は9バーディ1ダブルボギーの「65」、レギュラーツアーでの18ホール自己ベストを更新して通算10アンダーでホールアウト、首位と1打差の2位で決勝ラウンド進出を決めた。

「36ホールでOBゼロというのは、あまりにも良すぎると思う」と好調さを謙虚に受け止める石川だが、「最近は自分に期待している部分もあった」と練習の積み重ねでショットの手ごたえは掴んでいた。残り36ホール、優勝そして全英オープンの出場権獲得へと期待は膨らむが、「まだ色んな試練が待ち構えていると思う」と、石川は改めて気を引き締めた。

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