2009年 日本プロゴルフ選手権大会

遼、初日の中止、最終日の36ホールが吉報となるか!?

2009/06/11 16:30
12時24分スタート予定の石川遼は、コースに姿を現さなかった

11日(木)に開幕した「日本プロゴルフ選手権」初日、定刻の7時に第1組がスタートしたものの、刻々と雨量を増した雨の影響により10時20分に中止が決定。12時24分にスタート予定だった石川遼は事前に連絡を受けており、コースに姿を現さなかった。

初日の中止、そして最終日の36ホールによる決勝ラウンド(予定)は、実は石川にとって2回目の経験。その1回目とは、アマチュア時代の石川が衝撃的な優勝を飾り、スタープレーヤーへ上り詰める足掛かりとなった2007年の「マンシングウェアオープンKSBカップ」だ。

石川も、もちろん自覚していた。「マンシングの時と同じですね。初めてではないというのは大きいし、第3ラウンドと最終ラウンドの間のちょっとの休憩とか、時間の使い方がイメージできます。参考にしたいですね」。そして何より、石川にとって初優勝を飾った縁起の良い日程。あれから約2年、頭の中に当時の状況や興奮がフラッシュバックのように蘇ったことだろう。

その上で、「変則的な日程になった時に、リズムが崩れるのが怖いですね。試合のリズム、そこからスイングのリズムが壊れることもあるので」と警戒心も忘れていない。明日12日(金)に予選第1ラウンド、翌13日(土)に予選第2ラウンドが行われ、14日(日)に36ホールの決勝ラウンドが実施予定。まずは予選ラウンドで上位に進出し、2年前の歓喜のシナリオの再現へと繋げたいところだ。

2009年 日本プロゴルフ選手権大会