遼、記念すべき人生初のホールインワンを達成!
石川遼が、人生初のホールインワンを達成! 国内男子ツアーのメジャー第2戦「日本プロゴルフ選手権」開幕を前日に控えた10日(水)、練習ラウンドをプレーしていた石川に、記念すべき瞬間が訪れた。17番パー3、ピンまでの距離は201ヤード。風は左からの強いフォロー。「スイングも良かったし、狙い通りに打てました」という5番アイアンから放たれたボールは、ピン左手前6~7ヤード手前に落ち、そのままラインに乗ってカップに吸い込まれた。
「落ちどころが見えなかった」という石川は、ギャラリーの反応からホールインワンを知るが、ティグラウンドでは浮かない表情を見せる。むしろ、手を膝に置いて下を俯いてガッカリした様子だ。「入った瞬間は、入らなくても良かったのにな、という感じでした。試合と練習ラウンドでは雰囲気も違うし、プレーをする気持ちも違う。入れようと思ったショットではなかったし、“入ってしまった”という感じ。どちらかと言えば、試合で出て欲しかったですね…」と苦笑。記念ボールも、惜しむ様子もなくギャラリーに投げ渡してしまった。
17番にはホールインワン賞として賞金200万円が設けられているが、練習ラウンドなので当然ながら贈呈は無し。1日違いで、記念すべき初ホールインワンの感激も半減、賞金200万円も逃してしまった格好だ。それでも「練習ラウンドだけど、メジャーの舞台でホールインワンを出したことは良い思い出になりますね」と、笑顔を浮かべた。
この日の練習ラウンドでは、石川がポイントに挙げるグリーン周りのアプローチを徹底的に練習。「18ホールで150球くらい。今までの練習ラウンドの中で一番やったし、(グリーン周りで)想定外のことは無いと思う」と、準備に抜かりはない。明日の初日、午後12時24分から近藤共弘、兼本貴司と同組で10番ティからスタートを切る。