有村智恵の初挑戦!姉とタッグで試合に挑む
国内男子、女子、そしてシニアの3ツアー対抗戦「Hitachi 3Tours Championship 2012 」に出場する有村智恵が8日(土)、米ツアー予選会の疲れも見せず記者会見に登場した。「昼間は大丈夫なのですが、この時間になると・・・」と、11日間の米国滞在から戻った時差ぼけが、夕刻になるとつらくなるとこぼす。
数ヶ月前に米ツアー挑戦を決意してから「頭の中がなんとしても通過したいという気持ちが強くて、正直ツアーの終盤はファンサービスなどできていなかったと思うんです。明日は女子ツアーのファンばかりではなくて、男子やシニアしか見たことがないような方も来てくれると思いますので、女子にはこんな選手がいるとか、女子もこれだけできるという部分をアピールしたいです」と、試合に向けて気持ちを切り替えた。
そして明日の大会当日は姉の美佳さんが、初めてキャディを務めることになった。米ツアー挑戦で頭がいっぱいだったという有村は「ちゃんと決めていなかったので、事務所の方にお願いしようかと思っていましたが、姉がやってくれるというので。ちょっと心配ですが、お願いすることにしました」と言う。
姉の美佳さんは「今日、プロアマで18ホール完走は出来ましたけど、大変な仕事ですね」と、へばり気味。前半は手引きカートでラウンドしたが、途中で引く手が痛くなったということで、キャディバッグを担ぐことにした。
「さすがにプロのバッグは重くて重くて。クラブ以外にいろんなものが入っているので、必要最低限にしてってお願いして、だいぶ下ろしてもらいました(笑)。みなさんに迷惑だけはかけたくない」と緊張する姉と「いい思い出になれば」と話す妹。有村は来季、米ツアーを主戦場とし、日本ツアーには数試合しか出場の予定がないため、ツアーを代表してプレーするこの大会に出場することは難しい。仲の良い姉妹にとって、また一つ思い出が増えそうだ。