2012年 樋口久子 森永製菓ウイダーレディス

有村は21位タイで最終日へ 「このままで終わりたくない」

2012/10/27 15:50
初日は苦しんだアイアンの距離感も、後半に入り復調の気配。ホステス大会で有終の美を飾れるか

千葉県の森永高滝カントリー倶楽部で開催されている、国内女子ツアー「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」の2日目。31位タイからスタートした有村智恵は1バーディ、1ボギーの「72」で回り、通算イーブンパーは変わらずも21位タイに浮上して最終日を迎える。

初日はアイアンの距離感が合わずグリーンをショートする場面が目立ったが、一夜明けても同じ症状が続いた。「朝から、振っているつもりでも体が使えずに振れておらず、全体的に飛距離が落ち気味だった」。スタートホールの1番、2番とフェアウェイからの2打目はグリーンに届かず、アプローチで何とかパーを拾う滑り出し。6番(パー5)の3打目もピン手前10mに止まり、3パットでボギーが先行する。

「7番、8番あたりから修正できて、良い方向にいけた」とホールを重ねるごとにグリーンを捕らえる回数は増えていったが、パットとの噛み合いも悪くバーディは13番(パー3)の1つ止まり。「チャンスを逃し続けてしまった。上に行くには、これじゃダメ」と反省の言葉が続いた。

ウイダーと契約するホステスプロ、そしてディフェンディングチャンピオン。この日は午前7時30分のトップスタートながら、今大会の主役の1人に多くのギャラリーがあとに続いた。「今日も朝からたくさんの方がついてくれた。この大会は応援してくださる方が多いし、このままで終わりたくない」。最終日こそ、大声援に笑顔で応えることができるか。(千葉県市原市/塚田達也)

2012年 樋口久子 森永製菓ウイダーレディス