有村、ホステス連覇に闘志! 他の契約アスリートも刺激に
26日(金)に千葉県の森永高滝カントリークラブで開幕を迎える「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」。昨年大会は馬場ゆかりとのプレーオフを制し、ホステスプロとして最高の恩返しを果たした有村智恵が、今年はディフェンディングチャンピオンとして戻ってきた。
感謝の気持ちをこめるのは、契約を結ぶウイダーだけではない。「ぜいたくに練習をさせていただいている」という、芝から打てるドライビングレンジ、アプローチ練習場やショートコースなど、充実した練習環境が整う同コース。競技が無いオープンウィークや休養に充てた週などは決まって足を運び、1日3~4時間ほど、存分に調整を行う場となっている。
特に、230ヤード以上も先にあるグリーンをドライバーで狙う練習の成果に言及。「狭いターゲットを狙って練習することで、ドライバーの感覚を掴んで優勝することが何回もあった」。実際に有村が挙げた今季3勝のうち、2勝が前週に同コースで調整をした直後。メジャー初制覇を遂げた「日本女子プロ」も、2週間前に練習場に足を運んでいる。「ゴルフ場の方々はいつも温かく迎えてくれる。皆さんの力をもらって、私の力に変えていければ」。多くの人々のサポートに包まれているこの舞台、有村が燃えないはずがない。
そして、有村と同じくウイダー契約のトップアスリートたちからも、これ以上ない刺激を受けている。9月のロンドン五輪で団体銀メダルを獲得したフェンシングの太田雄貴、日本で10月開催の男子テニスツアーで優勝した錦織圭。「私は日本でしか優勝したことがないけど、他の人たちは世界で活躍している。私も早く追いつきたいモチベーションはすごくある」。折しも、現在は米国女子ツアーに挑戦中の有村。来月には再び渡米し、来季の出場権をかけたファイナルQTも控えている。さまざまな想いを胸に秘め、ホステス大会連覇に挑む。(千葉県市原市/塚田達也)