有村、メジャー初制覇の経験を自信に

3週間前の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で、自身初のメジャータイトルを手にした有村智恵。｢4日間（競技）でも勝てるという自信が、少し芽生えた部分はある｣と大きな一歩を踏み出し、今週は「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の開幕を迎える。

今季は左手首への負担を減らすため、4週にほぼ1回のペースで休養を取りながらの出場を続けてきたが、今週で5週連続の出場となる。月曜日は｢体が疲れていたので、しっかり休もう｣と完全休養。火曜日のプロアマ戦、開幕前日の練習日に9ホールのラウンドをこなし、初日に向けた準備を整えた。

先週は最終日に｢67｣をマークして、単独4位に浮上してフィニッシュ。｢先週からショットは良い｣と引き続き好調をキープしている一方、やはり懸念は疲れからくる影響。｢疲れは精神的な勝負にも影響してくるので、メリハリをつけて今週は臨みたい｣。この日も正午前にハーフラウンドと軽めの調整を終え、早々にコースを後にした。

米ツアーのセカンドQT（10月9～12日／米フロリダ州・プランテーションG＆CC）に出場するため、来週半ばに渡米予定。今週はヤニ・ツェン（台湾）、チェ・ナヨン、朴仁妃（いずれも韓国）ら海外メジャータイトルホルダーが揃って参戦していることもあり、｢どんな戦い方をするのか見てみたい。楽しみです｣と、米ツアー挑戦を控える有村にとって刺激に満ちたフィールドだ。明日の初日は、そのナヨン、上田桃子と同組で午前7時32分にインコースからスタートを切る。（神奈川県横浜市／塚田達也）