有村智恵が米ツアー挑戦を決意! リオ五輪にも意欲
先週は体調管理のために一週間のオフをとった有村智恵が、「ゴルフ5レディス」の大会前日に行われたプロアマ戦に出場。あいにく雷雲が接近し14時には競技が中止となったが、休養明けでリフレッシュし、今週から始まる有村にとってのシーズン後半に向けた意気込みを語った。
「先週は五輪で銀メダルを獲得したフェンシングの太田(雄貴)さんなどにお会いして、いろんな話を聞かせていただきました」と話す有村。初めて触った五輪のメダルに「重みがありました。4年後は私も獲りたいと思いました」と、4年後のリオ五輪から正式種目となるゴルフの日本代表になることだけでなく、メダリストになりたいとも話す。
その4年後も有村の目標の1つだが、今年の有村には大きな目標が待ち構えている。シーズンも後半に入り、賞金女王に向けてこれから大事な時期になるかという問いに「私には別の目標があるので・・・。米ツアーのクオリファイ(予選会)を受けることに決めました」と打ち明けた。
「まず、(宮里)藍さんに相談し、周囲の方々も賛成してくれたので、今まで悩んでいましたが、今年挑戦することにしました」。宮里に「自分が自分らしくいられる環境が一番だよ」と言われた有村は、過去に海外メジャーに挑戦したとき、日本との往復で時差や体調管理で苦労したこと、何度か挑戦したそのメジャー大会で多くの経験ができたことを思い出し、「あの環境でゴルフを続けたら、自分のレベルアップにつながると思う」と決意。
有村は米ツアーのクオリファイはセカンドステージからの挑戦となり、10月9日から4日間戦い、その後11月28日から12日2日までのファイナルステージで上位に入る必要がある。そして、ツアー出場資格を得るには、もう1つ方法がある。11月2日に開幕する日米共催の「ミズノクラシック」で優勝を果たすことだ。「もちろん、ミズノは(優勝を)狙いたい試合です。でも、その前に今週からの5試合でもしっかりと結果を出すことを目指しています」。来週、そして4週間後には国内のメジャー大会2試合が待ち受けているが、来季の米ツアー出場資格を最大の目標にして戦う有村は、今週からの連戦で調子を上げていく。(岐阜県瑞浪市/本橋英治)