2012年 meijiカップ

2位タイに後退の有村 「“優勝”にこだわって戦いたい」

2012/08/04 17:56
初日から一転「自分の感覚と修正したスイングがまだ噛み合っていない」とショットに苦しんだ有村。明日は追撃が見られるか。

北海道の札幌国際カントリークラブで開催されている「meijiカップ」2日目。5アンダーの単独首位からスタートした有村智恵は、この日3バーディ、4ボギーと1ストローク落とし、通算4アンダーの2位タイに後退。「こんなにショットが悪かったのは久しぶり」と自身も呆れるほど、初日に見せたショットのキレは見られず苦しい1日となった。

10時23分の最終組からスタートした有村は、この日は3番でボギーが先行。ティショットをフェアウェイセンターに運ぶも、2打目はグリーン右バンカーに捕まってしまう。このバンカーショットはグリーンエッジに出すだけとなってしまい、ここから2パットのボギーとした。7番(パー3)もボギーとしスコアを落とすが、折り返し手前の9番(パー5)で1つ目のバーディを奪うと、10番で再びバーディを奪ってスコアを戻した。

しかし再び14番では、3打目のグリーンエッジからのアプローチを寄せきれず、約2mのパーパットを外してボギー。15番ではセカンドショットが思うように運べず、悔しさをあらわにする場面も見られ、苦しい展開に笑顔も消えた。「結果を求めようとするあまり、悪い癖が出てしまった」と空回り。しかし、17番(パー3)ではティショットをグリーン奥に外すもチップインでねじ込み、この日1オーバーに戻してホールアウトした。

「今日のままでは(優勝争いを)戦えない。でもこの調子の悪い中で、この位置にいられるのは、気持ちの中でまだ粘れるという感覚がある」と、不調ながらも最終日の最終ホールまで望みを捨てるつもりはない。「明日はショットの良し悪しに関わらず、“優勝”にこだわって戦いたい」。明日は最終組のひとつ前から首位の背中を追う。(北海道北広島市/糸井順子)

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