有村、続くショットへの悩み 「持ち味が出せない」

茨城県のイーグルポイントGCで開催された、国内女子ツアー「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」の最終日。1アンダーの39位タイからスタートした有村智恵は、5バーディ、2ボギーの「69」と3つ伸ばし、通算4アンダーの24位タイに浮上して3日間を終えた。

5つのバーディを重ねて浮上を遂げたラウンドも、ホールアウト後の表情は微妙なもの。「ショットが酷かった。アイアンはそこまでではないけど、ドライバーが特に合っていませんでした」。先週から気にかけているショットへの微妙な違和感。昨日の2日目は復調の気配を口にしていたが、まだ完全に払拭するまでには至っていないようだ。「自分の持ち味が出せないまま終わってしまった」と、有村の強みであるショットの精度を軸としたプレーからは程遠い内容に表情を曇らせた。

次週はトーナメントが組まれていないオープンウィーク。今の有村にとっては、ショットの状態を立て直せる絶好のタイミングといえるだろう。左手首への負担を減らすために抑えていた練習量も、徐々に増やしつつあるとのこと。「うまく休みながら、この1週間でショットを修正して、早く自分のゴルフができるようになりたい」。今季2勝を挙げている今でも、自身の中での完全復活はまだまだ先にあるようだ。（茨城県稲敷郡／塚田達也）