有村は39位で決勝へ ショットの違和感も解消
2012/07/21 16:07
茨城県にあるイーグルポイントGCで開催されている、国内女子ツアー「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」の2日目。予選カットラインが背後に迫る47位タイからスタートした有村智恵は、1バーディ、ノーボギーと1つ伸ばしてホールアウト。通算1アンダーの39位タイに浮上し、決勝ラウンド進出を決めた。
唯一のバーディを奪った後半3番(パー5)以外の17ホールは、すべてパーが並ぶ展開。しかし、内容的には“耐える”流れではなく、たくさんのチャンスを逃し続けて重ねてのパー。先週から引き続いて口にしていたショットの違和感も、この日は解消。「昨日に比べて、内容は良くなりました」という有村の第一声も、心なしか弾んでいるように聞こえた。
初日のホールアウト後、すぐにドライビングレンジに足を運んだ有村。「タイミングが早かったので、ゆったり、大きく振るようにした」という調整が、さっそく奏功した。その一方で、とにかく苦しんだのはパッティング。「インパクトでしっかりと打つタイプ」と話す有村にとって、「先週に比べて速い」という今週のグリーンはタッチを合わせにくいという。3パット無しの33パットという数字が、この日のラウンド内容を顕著に物語っていた。
「そのあたりの修正ができれば、明日はスコアを出せると思う」。木戸愛が通算12アンダーで独走態勢に入り、2週連続優勝は厳しい状況に追い込まれたが、「予選も通れましたし、明日は思い切っていくだけです」と言葉に力を込めた。(茨城県稲敷郡/塚田達也)