2012年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン

有村、1アンダー11位タイ発進も「歯がゆい1日」

2012/05/18 17:04
初日、約2年ぶりに高校同期の原江里菜と同組で回った有村智恵。多くのギャラリーが後に続いた

愛知県の中京GC石野コースで18日(金)、国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディースオープン」が開幕。ブリヂストン契約プロの1人として「大会を盛り上げたい」と口にしていた有村智恵は、上田桃子、地元出身の原江里菜と同組で1番からスタートし、2バーディ、1ボギーの「71」でホールアウト。風の影響により上位が伸び悩んだこともあり、1アンダーは首位と3打差、11位タイと上々のスタートを切った。

しかし、順位とは対照的に、ホールアウト後の有村は消化不良の様相。「今は、悪かったところを探している状況ですね・・・」と首をひねった。序盤の3番でボギーが先行するも、6番(パー5)では3打目をピンに絡め、さらに7番では5mを沈めての連続バーディ。しかし、以降はスコアカード通りの数字が並び、それまでの歓声はなりを潜めた。

特別に悪いショットは無い。ショットは好調なのに、10m前後のバーディパットしか残らない。有村もまた、風の読みに苦しんだ1人だった。「自分が居る場所と、上空で風が違うところが多くて、計算ができなかった」。決定的なバーディチャンスを作れず、「もっとチャンスにつけるゴルフがしたかった。歯がゆい1日でした」と振り返る有村。調子とは裏腹に、スコアがついてこない悔しさを滲ませた。

有村の口からは最後まで納得の言葉は聞けず、「調子は悪くない。7~8mのパットが1回でも入れば、流れは変ると思います」と、厳しい表情で前を見据えた。(愛知県豊田市/塚田達也)

2012年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン