有村、手首をかばい固い地面に歯が立たず
2012/05/06 17:15
「ワールドレディスサロンパス杯」最終日、昨日に続いて青空に恵まれた茨城GCは、昼前から強い風が吹き始め、午後には7mを超える強風となり選手たちを苦しめた。
風の影響は、通算4アンダーの10位タイから上位を目指す有村智恵にとっても甚大だった。「感覚も悪くなってしまったし、乾いて下が硬くなって、自分のショットが使えなくなってしまった」。1番、2番と連続ボギーでスタートとすると、その後もずるずるとスコアを落としてしまう。
「私のショットは、下が柔らかい方がターフを取ってフェードで打っていける。春先に手首を痛めてしまい、(今日は)警戒しすぎたり考えすぎたりしてしまって、左手を抜けきれなかったりしてとんでもない球が出てしまった」と、けがを抱える左手を無意識にかばい、自分のスイングができなかったと振り返る。
結局、最終日は「79」。通算3オーバーの43位タイで今季初メジャーを終えた有村は、「たくさんの課題が残ったので、もっと練習して小技を磨いていきたいです」と、多くの宿題を抱え、茨城GCを後にした。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)