有村、10位タイへ後退「もうちょっと練習しないと」
2012/05/05 18:29
「ワールドレディスサロンパス杯」3日目(第2ラウンド)を通算6アンダー、首位と1打差の3位タイで迎えた有村智恵。第1ラウンドがキャンセルされた関係で、2日目のペアリングは初日と変わらず、申智愛(韓国)、佐伯三貴と共に7時42分にティオフした。
スタートホールの1番でピン上5mを沈めてバーディ発進とした有村だったが、雨がやんで太陽が顔を出し、さらに強い風が吹き抜けてコースコンディションは刻々と変化する。「予測はできていたのですが、それを上回る上空の風と、グリーンの硬さ、速さに感覚が追いつかなかった」と、その後は4番、8番、10番でボギーをたたき、ずるずるとスコアを落としてしまう。そのまま「18ホール終わってしまった」と、この日は2つスコアを落として通算4アンダーの10位タイへと後退。汗と悔しさをにじませた。
風対策として、左からの風にぶつけるドローボールや、風の下を通すショットの引き出しは増えてきたという有村だが、「いざ試合になると、自信を持って打てない弱さがあった。もうちょっと練習しないといけないと思いました」と、さらなる技術向上の必然性を痛感していた。
首位との差は7打に開いた。「ここでは、6アンダーとか7アンダーを出そうとしたらすごいプレッシャーの中で回らないといけない。追いつくんじゃなく、自分の良い感覚で回ってきたいと思います」と、最終日はマイペースでの上位返り咲きを目指す。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)