ショットが不調、有村は19位へと後退
2011/11/19 19:19
この日も序盤からショットが乱れた。「大王製紙エリエールレディス」2日目、逆転女王へ向けて優勝が最低条件の有村智恵だったが、「出だしから直角に曲がるようなのがでたし、打ってみて、まっすぐ行ったら一安心」というレベルでは上位進出はままならない。
左ドッグレッグの4番ではティショットが左の林に消えてOB。打ち直しから“バーディ”を奪い、なんとかボギーで堪えるなど随所に“らしさ”は発揮したが、結局この日は2バーディ2ボギーとスコアキープが精いっぱい。通算2アンダーは首位と8打差の19位タイと、トップの背中はかすんでしまった。
「すごく大事な週にこういう調子になってしまったのは悔しい」と有村は唇をかむ。「女王も掛かっているし、たくさんの方が色んな思いを持って来てくれているのに、期待通りのプレーを見せられなかったのが残念です」と責任感に胸を痛めた。
「チャンスがないとは思わないけど、今のゴルフではピンを狙ったらどこに行くか分からない。一つ一つ、できる限りのことをしていきたい」と、歯がゆさを抱きながら最終日へと挑む。(香川県三豊市/今岡涼太)