2011年 マスターズGCレディース

有村は後半に伸ばし30位、キャディの一言で我に帰る

2011/10/21 18:45
前半はショット、パットともに精彩を欠いた有村智恵だが・・・

先週の「富士通レディース」を欠場し、「リフレッシュできました」と充実のオフを振り返った有村智恵。しかし今週の「マスターズGCレディース」初日、その前半は休養に充てた1週間が心理面では裏目に出てしまう。

「先週はパット練習やスイングチェックをしていたけど、なかなか自分のものが見つけられないまま、ここに来てしまった。今朝から頭の中でいろいろと考えてしまい、次の1打に集中しきれなかった」。

前半の2番でフェアウェイからのセカンドをグリーン右に外し、アプローチを寄せきれずにボギーが先行。8番(パー5)では3パットのボギーを叩き、この時点で3オーバーと大きく順位を下げる。しかし、9番のティショットを打ち終えた後、“次の1打に集中しきれていない”というキャディの一言が有村を我に帰らせた。

その9番でこの日1つ目のバーディを奪うと、「それまでのイメージを消してなるべくシンプルにプレーしようと思い、徐々にできるようになってきた」と、ようやく普段のプレーが蘇る。後半を3バーディ、2ボギーにまとめ、最終18番も2打目をピン左2.5mにピタリとつけてのバーディフィニッシュ。1オーバーの30位タイと、首位と4打差に詰め寄ってホールアウトし、「18番もバーディで締めくくれたし、明日は大丈夫だと思う。とにかく上に追いつけるように頑張りたい」と、2日目の巻き返しを誓っていた。(兵庫県三木市/塚田達也)

2011年 マスターズGCレディース