有村は11位で終戦「今週は苦しかった」
2011/10/09 16:44
「SANKYOレディース」2日目を終えて通算1アンダーの17位タイ。優勝争いに絡めないまま最終日を迎えた有村智恵は、「ショットもパットも悪くて噛み合わない1日だった」と、4バーディ、2ボギーの「70」、通算3アンダーの11位タイでホールアウト。「今週は苦しかった」と、最後までストレスの溜まる展開から抜け出すには至らなかった。
最終18番(パー5)は、14mのロングパットを沈めるバーディ締めでギャラリーの大歓声を浴びたが、「3打目が70ヤードもない良いところで、そこから10m以上も離れては・・・。ミスショットです」と、喜びも半減。「ショットもパットも、ここさえ掴めれば、というものが見つけられなかった」と表情を曇らせる。
来週の「富士通レディース」にはエントリーしておらず、欠場を決めている有村。「これまでシーズン中に休むことは無かったけど、休むときには休んで、出場する試合は全力でやろうと前から決めていた。どこかで休まないと、また体に無理が来てしまう。来週でリセットして、また再来週から気持ち良くゴルフができるように調整したいですね」。
現在は、痛めている左手首への負担を避けるため、満足な打ち込みもできない状態。今週は練習不足による感覚のズレも訴える中、「トレーニングと、小技中心の練習を交互にやっていく予定」と、最低限の練習で最大の効果を得る調整法を模索してゆく。(群馬県高崎市/塚田達也)