有村、左手首痛により涙の2週連続欠場
2011/09/07 10:57
今週開催の国内女子メジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」開幕を前日に控えた7日(水)、有村智恵が左手首痛のため欠場を表明。先週の「ゴルフ5レディス」に続く2週連続の欠場となった。
プロアマ戦のスタート前に急遽欠場を決め、目を赤く腫らしてクラブハウス前に現れた有村。涙をぬぐう左手首に巻かれたテーピングが痛々しかった。この日、プロアマ戦に出場予定だった有村は、朝の練習で「関節が張る感じだった」と自身の左手首を見つめる。「激痛というわけではなく、やろうと思えばできるけど、やってしまうとどうなるか分からなくて判断が難しかった。病院の先生やトレーナーから止めた方がいいと言われ、残念ですが今後のことも考えて・・・」。開幕前日に、無念の大会欠場を強いられた。
今季2勝目を挙げた先月の「CAT Ladies」から「(左手首に)違和感があった」と振り返る。先週の「ゴルフ5レディス」も同じ手首痛により欠場。同週の木曜、金曜と病院に通い、スポーツ選手に多いとされる手関節損傷の1つ『TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)』と診断された。症状の度合いによっては、完治が長引く恐れもあるという。
「腕や手首は疲労が溜まる部分なので、その積み重ねだと思う。今週お休みをいただいたら良い方向にいくと思います。1週間で治るのか、長引くのか分からないので状況を見たい。自分で判断するのは難しいので、トレーナーとしっかり直していきたい」と、沈うつな表情でコースを後にした。(千葉県市原市/塚田達也)