2011年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ

有村、追いかける展開に課題「歯痒かった」

2011/05/08 17:03
首位を追い掛けて完璧を求め過ぎていた・・・課題は見えた有村智恵。あとはそれを克服するだけ!

今季国内メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の最終日、首位と5打差の5位タイからスタートした有村智恵だったが、この日は自身の課題と直面する1日となってしまった。

その課題とは、過去7勝すべてが逃げ切り優勝だということ。逆に言えば、追いかけて逆転して優勝することが出来ていないのだ。この日も、ショットは悪くないものの「出だしから距離のミスで1番、3番とボギーにしてしまい、歯痒かった」と首位にプレッシャーを掛けるどころか、自滅でスコアを落としてしまう。

「1球1球を大事に行こうと完璧を求め過ぎてしまって、ピンをショートしたりするとすごくストレスになってしまう。普段は許せるけど、追いかけていると許せない部分がありますね」と、自分へ過度のプレッシャーを掛けてしまい、追い上げる為の良い流れを作っていけないのだ。

12番までは4ボギー2ダブルボギー。しかし、13番以降は2バーディノーボギーと立ち直った。「後半は気持ちを切り替えてセーブすることが出来たので、少しは成長出来たと思います。一つ一つが勉強ですね」。有村にとっては、通算3オーバー22位タイという成績以上に収穫多いメジャーの4日間となった。

2011年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ