2011年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ

10位発進の有村、パットに苦しむもショットに冴え

ショットは好調なものの、下りパットの距離感に苦しんだ有村智恵

「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」初日、有村智恵は持ち味であるショットの精度が冴え渡った。次々とパーオンを重ね、多くのバーディチャンスを演出。スタートホールの1番から7ホール連続でパーオンした一方で、前半はパットに苦しむ展開となった。

ボールはカップをことごとく逸れ、前半はすべてパーのイーブンで折り返す。「ずっと難しいラインが続き、バーディチャンスを逃してしまった」。特に下りのパットを外す場面が目立ち、「下りで距離を合わせて狙うパットが、まだまだヘタ」と反省の言葉が続く。

それでも「いつかは(バーディが)来るだろう」と念じ続け、迎えた12番パー4では3メートルを沈めて待望のバーディ。その後も1バーディ、1ボギーにまとめ、1アンダーでフィニッシュした。「32」パットとグリーン上で四苦八苦したが、全体的に伸び悩んだこともあり、終わって見れば首位に2打差の10位タイと好スタートを切る。

ホールアウト後、母校の東北高校がある宮城県で震度7の地震が起きたことを聞かされ、「怖いですね・・・。早く情報を知りたいです」と表情を曇らす有村。両親が東京にいたこともあり、すぐに携帯電話を手にとって安否確認を行っていた。

2011年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ