有村、チームに貢献できず「来年こそは!」
国内男子(JGTO)、国内女子(LPGA)、シニアツアー(PGA)の3団体が激突する「Hitachi 3Tours Championship 2010」に、昨年に続き2度目の出場を果たした有村智恵。ダブルス戦、シングルス戦それぞれ9ホールの戦いを終え、がっくりと肩を落してスコアを提出した。
午前中に行われたダブルス戦では藤田幸希とペアを組み、第1組でスタート。10番から16番まで全てパープレーで3位となっていた。しかし、17番パー5、そして最終18番でバーディを奪い2アンダーでフィニッシュ。PGAの尾崎直道、高見和宏組をかわして、2位の2ポイントを獲得した。
そして午後に行われたシングルス戦では、JGTOの松村道央、PGAの池内信治と対戦。10番パー5で池内がイーグルを奪い、松村もバーディとしたが、有村は10番から15番まで全てパープレーでこの戦いも劣勢となる。
そして16番パー3でバーディを奪ったが、最終18番でボギーを叩きイーブンパーでホールアウト。3位に終わり、1ポイントしか獲得することができなかった。最終ホールでのボギーが肩を落とす要因となったようだ。
「今日は良いところが無くてチームに貢献できませんでした。ダブルス戦もまったくダメで申し訳ないと思っています」と反省の一言。しかし、男子ツアーやシニアツアーの選手とラウンドすることには満喫した様子で「男子はここぞというときにパットを決めるなど力の差を感じました。来年もこの試合には出たいので、1年間頑張って、来年こそは貢献できるようにしたいです」と、来年もLPGAツアーで上位に入り、この大会に戻ってきたいと話した。
シングルス戦で戦ったPGAの池内は「智恵ちゃんはショットが上手いですね。あとパットだけなのかな、パットが決まれば何勝でもできる力を持っていますね」と、有村のスイングを高く評価していた。