2009年 ミケロブウルトラオープン

藍9位、我慢勝負に勝った!

2009/05/11 13:42
次週に向けての手ごたえを掴んだ宮里藍。次はさらに上を目指す!

米国女子ツアー第8戦「ミケロブウルトラオープン」の最終日、20位タイからスタートした宮里藍の前半は、ボギーが先行する苦しいゴルフとなってしまう。

1 番、2番と連続で3パットのボギー。それでも、「このコースはグリーンを読むのが難しいので、3パットをしても次が入ってくれればいいやと引きずることは無かった」と、穏やかな気持ちを崩さない。3番パー5で4mを沈めてバーディを取り返すと、5番からの4ホールは、バーディとボギーが交互に来る流れ。「ボギーが出ても、取り返せば良いと思っていたので、すごく精神状態が良かった」という宮里は、前半は1つスコアを落として折り返した。

11 番、「ピュアなストロークというか、芯に当てることだけに集中していた」という宮里の11mのバーディパットは、「打った時に強いと思った」と振り返るが、カップの向こうのふちにドカンと当たってカップイン。「カップの奥は下っていたし、2,3m行けばグリーンから落ちていたかも。あれはラッキーでした」と笑顔を見せた。

このバーディをきっかけに、15番パー5では「会心のショットでした」という222ヤードの3Wでの第2打を、ピン上 4mにつけてイーグル奪取。17番パー3もバーディを奪った宮里は、後半に4つスコアを伸ばして、結局この日は「68」。通算8アンダーへとスコアを伸ばし、単独9位へ浮上して4日間の戦いを終えた。

「前半は自分の中で我慢勝負でした。その勝負に勝てたので、結果に繋がったのだと思う。しっかりバーディチャンスをものにして、1つでも伸ばせたのは大きいです」と、今季3度目のトップ10フィニッシュに充実感を見せた宮里。次週は「オールドファッションで好きなコース」というニュージャージー州のアッパーモントクレアCCが舞台となる。ニューヨーク近郊ということもあり、「五番街を歩いてみたい」と最後は23歳の女の子らしい一面も覗かせた。

2009年 ミケロブウルトラオープン