2009年 ミケロブウルトラオープン

藍、苦しんだパッティングで開眼!6バーディを量産し上位に浮上

2009/05/09 13:14
1週間のオープンウィークを経て、好調を維持したまま初日に臨む宮里藍 ※画像は09クラフトナビスコ選手権

米国女子ツアーの「ミケロブウルトラオープン」に出場している宮里藍。初日はパッティングが思うように決まらず、イーブンパーで耐えるゴルフとなった。しかし、ラウンド後に調整の成果が2日目現れた。6バーディ、ノーボギーという完璧なゴルフで、首位のロレーナ・オチョアとは初日と変わらず7打差だが、順位を11位タイまで浮上させた。

「パットの微調整がすごくうまくいきました。今日は全パットで100%自分を信じて打てました。ハンドアップのクセを自分で修正できたのが大きいですね・・・」。思い通りの調整ができ、それがすぐに結果に現れたことには満足気だ。

しかし、この日のラウンドだけで浮かれる宮里ではない。今週の大会は1日に6アンダーを出しても飛びぬけたビッグスコアとはいえない。上位は確実にスコアを伸ばしていくため、宮里も連日この日のようなゴルフを続けなければ優勝争いには加われないのだ。

その宮里に精神的な刺激を与えているのが大山志保だ。リーダーズボードで大山の名前が7アンダーとなっていたのを確認した宮里は「日本人選手が頑張っているのはうれしいです。私もついていきます」と力強く語る。

この日は1、2mのパットだけでなく、4から7mの長く微妙なラインも読みきった宮里。この日の感覚を残り2日間維持し、現在首位の女王オチョアを追いかける。

2009年 ミケロブウルトラオープン