2007年 マクドナルドLPGAチャンピオンシップ

宮里藍、早すぎる終戦・・・。予選通過に1打及ばず

2007/06/08 09:00
1打及ばず、惜しくも予選通過を逃した宮里藍。最後まで復調はならなかった

前週の「ギントリビュート」最終日、プロ転向後のワーストスコアとなる「82」を叩き、涙にくれた宮里藍。不安を抱えたまま迎えたメジャー第2戦「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」の初日、首位と8打差の96位タイと大きく出遅れ、まずは予選突破を目指しての2日目となった。

この日宮里は、9時16分より1番ティからのスタート。最初のティショットはフェアウェイをとらえ、第2打をピン左2.5メートルにナイスオン。しかしこれを惜しくも外し、不穏な空気が漂い続ける。そして2番、3番とパーで凌いだ直後の4番パー4。フェアウェイからの2打目を右ラフに入れてしまい、寄らず入らずのボギー。その後、5番で5メートルのバーディパットを外すと、8番でもピン下1.5メートルのバーディパットがカップに蹴られる始末。9番パー4では、ピン上5メートルのバーディチャンスから3パットのボギーとしてしまう。

好調なティショットと対象的に、後半も続くパットの乱れ。15番パー5、ピン側1メートルのバーディパットはカップをクルリ。しかし16番のパー4、第2打でグリーンを外すも、グリーン右ラフからのアプローチを直接沈めて今大会初バーディ! ボールをカップから拾い上げた宮里は、笑いながらガッツポーズを見せた。それでも流れは変わらず、17番のバーディパットも、この日のプレーを象徴するかのようにカップに蹴られる。「蹴られるシーンが多くて・・。1つでも入っていれば流れは変わったと思う」と、積み重なったアンラッキーを悔やんだ。

結局、この日1バーディ、2ボギーの通算4オーバー。予選通過ラインに1打及ばず、惜しくも予選落ちを喫した。ホールアウト後、悔しさを隠すように「今週はティショットが安定していて、自信になりました。あとはパットが決まれば。次は大丈夫だと思います」と話す宮里。今週はバーディがわずか1つだったことについても、「まあ、たまたまですよ」と多くを語らなかった。この日3度もカップを蹴られた不運。ショックがないはずはないが、これまで何度も逆境を跳ね返してきた宮里。この悔しさを糧とし、精神的にも技術的にもさらなる成長を遂げて欲しい。

2007年 マクドナルドLPGAチャンピオンシップ