先週の最終日は吹っ切れたのか!?少し元気がない宮里藍
2007/06/07 09:00
今季メジャー第2戦「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」は、宮里藍にとっては結果を残したい試合の一つだ。昨年は初日に7位タイの好スタートを切り、最終日は首位タイでスタートしたが、惜しくも1打足りずにプレーオフ進出を逃した。今年も同じコースで開催のため、周囲もそして宮里自身も期待して迎えた初日だったが、宮里にとっては試練のラウンドとなってしまった。
午後組として10番ホールからスタートしたが、この時間から序々に上空の風が強くなり始めた。1番ホールは2打目でグリーン左サイドのラフに捕まるが、1.2メートルに寄せパーセーブ。この日はティショットでフェアウェイを捕らえても2打目で左右にぶれたり、縦の距離感が合わず、バーディチャンスを作ることが出来なかった。
13番でもフェアウェイからの2打目を左のラフに入れてしまい、ボギーが先行してしまった。後半1番では、4.5メートルのバーディパットがカップに蹴られチャンスを逃したが、4番でも同じようにカップに蹴られこの日3つ目のボギー。
「ロングパットのライン出しは上手く出来ているので、パッティングはあまり心配していません」という宮里だが、表情はあまり明るくない。この日のラウンドは風の影響を大きく受けてしまい、ショットに苦しんだが、昨年と比較すると「グリーンでボールが止まりやすくなったので、好スコアは出しやすくなったと思います」。上位がスコアを伸ばしていることに対しては、いたって冷静に語った。
「明日は予選通過を目指すか」という質問には、予選通過という言葉はまったく出さず、スコアを立て直し、上位を目指すような受け答えをしていた。残り3日、首位とは8打差でのスタートとなったが、ショットの精度が上がればスコアも伸ばしてくるのだろう。