昨年の悔しさを晴らすべく、メジャー制覇に挑む!
2007/06/01 09:00
2006年の米国女子ツアーメジャー第2戦「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」。日本中が宮里藍のツアー初勝利を、そしてメジャー制覇に期待を寄せた。初日に4アンダー7位タイの好発進を見せると、2日目、3日目も安定したプレーを続け、通算7アンダーの首位タイで最終日を迎える。最終日最終組の雰囲気にも臆することなく優勝争いを演じ続けた宮里だったが、この日イーブンパーとスコアを伸ばせず、最終的には首位に1打及ばない3位タイに終わる惜敗を喫した。
そして今年、宮里は再びこの大舞台に戻ってくる。今季の開幕戦では予選落ちを喫し、不安を抱く中でのスタートとなったが、今ではそれが遠い昔に思えるほどの好調ぶり。ツアー初優勝が目前に迫った大会も数多く、本人も「もう、いつでも勝てると思う」と自負しているほどだ。シーズン当初は苦しんだパッティングも完全に復調し、「あとは運が傾けば・・・」と話す宮里。ファンが、そして誰よりも本人が一番待ち望んでいるはずのツアー初勝利を、メジャーの舞台で達成する可能性も十分に考えられる。
今季のメジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」を首位と6打差の15位タイで終え、「自分自身をコントロールできれば必ず勝てると確信した」と新たな自信を植え付けたという宮里。しかし、ライバルと目されていたモーガン・プレッセルがこのメジャータイトルを獲得したことで、宮里の心中は穏やかではなかったはずだ。昨年に惜敗した無念を、そしてライバルに先を越された悔しさを、この大舞台で晴らして欲しい。