藍、幸運のバーディを活かし勝利に王手!
2009/04/11 18:54
久々となる日本ツアーで、3アンダーの首位タイと貫禄の好スタートを見せた宮里藍。「スタジオアリス女子オープン」2日目は、全美貞、北田瑠衣とともに最終組からスタートを切った。この日は難しいコースセッティングや微妙な風に悩まされる選手が多く、全体的に伸び悩む流れ。宮里もその例に違わず、6番までバーディパットがカップを逸れ続ける展開となる。
だが、ここまでオールパーで迎えた7番パー3。ティショットをグリーン右奥のカラーに乗せると、ここから12メートルのロングパットを捻じ込みバーディを奪取。「ちょっと強めだったので途中から“ピンに当たれ!”と思っていたけど、入ってラッキーでした」と、最終組を取り囲む大ギャラリーから、この日一番の大歓声を浴びた。
14番パー4では3メートルのパーパットを外してボギーとしたものの、この日1バーディ、1ボギーのイーブンパーでフィニッシュ。一時は2打差まで離された全が終盤にボギーを重ねたため、全と並び通算3アンダーの首位タイで最終日を迎えることになった。
「明日はすごく楽しみです。純粋に(優勝争いの)雰囲気を楽しみたい」と宮里。「もちろん優勝したい気持ちはありますが、どれだけ納得の行くプレーができるか、それだけに集中したいと思います」。先に結果を求めるのではなく、結果を達成するためのプロセスを優先する。米国でも挙げているテーマを貫き通し、2006年以来となる国内ツアー制覇に挑む。