4年目の宮里藍、納得の5位タイフィニッシュ
2009/02/15 14:50
米国女子ツアー開幕戦の「SBSオープンatタートルベイ」最終日を、首位と6打差の単独9位からスタートした宮里藍。過去、この大会には3回出場して予選落ちが2回と、これまでの相性は決して良くはない。前日同様、この日も強い風がコースに吹きつけ、厳しい戦いが予想された。
2番では、ティショットを左ラフに入れると、2打目でグリーンを捉えたもののピンまでは約12m。ファーストパットを2.5mショートして、3パットのボギーとしてしまう。続く3番パー5では、下1.5mにつけるも決められずにパー。7番2m、8番3mとショットはピンに絡むものの、バーディパットの決まらない苦しい展開が続いた。
9番パー5では、ティショットを左に曲げるミスショット。しかし、前方の大きな木の左を通した第2打が、グリーン手前の花道まで届くナイスリカバリーで、ここから2mに寄せてバーディを奪い、2アンダーにスコアを戻した。
折り返すと、11番でピン上5mからのバーディパットを沈めてガッツポーズ。続く12番パー5でも、3打目をバックスピンでピン側80cmにピタリとつけて連続バーディとする。14番でボギーを叩いたものの、結局この日は3バーディ2ボギーとスコアを伸ばし、通算3アンダーの5位タイで4年目の開幕戦を終えた。
「やっと、4年掛けて攻略出来た感じです」という宮里。「自分のゴルフに集中できている感じです」と、開幕戦から確かな手応えを掴んでいた。「天候とかコースとかに左右されないように、自分の軸を作っていくことが大事。アニカみたいな強さを意識してやっていきたい」という宮里は、充実感のある今季初戦を終え「今シーズンが楽しみです」と、目を輝かせていた。