開幕を控え、4年目の宮里は余裕の表情
2009/02/12 15:03
先週、オーストラリアで行われた「ANZレディース」で、12位タイとまずまずの成績を収めた宮里藍。「噛み合っていなかったけど、バーディは多く獲れたし、連日アンダーパーで回れているのは、調子の良い証拠だと思う。手応えはありましたね」と、良い流れで4年目の米ツアー開幕戦の地、ハワイに乗り込んできた。
「オフは小技を重点的にやりました」という宮里。特にミドルパットからロングパットでは、自分のイメージをしっかり作ることで、その精度も上がったという。「オーストラリアでは長いのが1個入ってくれましたしね(笑)」と、早くも練習の成果が現れてきたようだ。
「すごく落ち着いて、やるべき事がはっきり見えている。4年も経つとこうなるのかな」と、開幕戦といえども、いつも通りの落ち着きを見せている。「ゆとりがあるし、自分のペースで出来ている。焦りはないですね」と、言葉にも逞しさが感じられた。
過去2年間、この開幕戦では予選落ちが続いているが、本人は「そんなに悪いゴルフをしているとは思わないけど、コースに好かれていないのかな」と苦笑い。「このグリーンは、惑わされることが多かったけど、決断力を意識して、ストロークが曖昧にならないようにしていきたい。今年はそんなにストレスを感じないんじゃないですかね」と前向きさを見せた。
「今年は勝って勝って勝ちにいくだけ。その準備をしっかりしていきたい」という宮里。頭の中をクリアにし、やるべき事もはっきりし、目の前の一打に集中する。今年こそ、悲願の米ツアー優勝を現実のものと出来るだろうか。