宮里藍、前回大会の悔しさを晴らせるか

米国女子ツアー開幕戦「SBSオープンatタートルベイ」で5位タイと、今シーズンへの高い期待を抱かせる好スタートを切った宮里藍。1週間のオープンウィークを経て、今週はタイのシャムCCで開催される「ホンダLPGAタイランド」に出場する。

今大会は60名のみが出場でき、予選カットラインは設けられていない。2008年は開催が見送られたために、今年は2年ぶりの開催となる。宮里は、2007年大会では最後まで本来の実力を発揮できず、通算16オーバーの57位と不本意な結果に終わった。プロアマ戦が行われた25日（水）にコースの最終チェックを終えた宮里は、「グリーンのアンジュレーションもきつく、グリーンの周りも刈り込まれていて難しいけれど、いいコースですね」と、前回大会の悔しさを思い返すように、コースの印象を語っていた。

「移動は長かったのですが、早く（現地に）入ったので疲れもなく、2007年に比べて戦える状態です。初戦は良いスタートを切れましたが、気持ちを切り替えて、またゼロから始めたいと思っています」。今シーズンは開幕前から状態の良さをアピールしてきた宮里。開幕戦では自信を裏付ける結果を残したが、苦い思い出が残る今大会でこそ、その真価を発揮して欲しいところだ。