2009年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

ドライバーショットが乱れ、藍62位タイ発進

2009/04/03 11:19
18番でティショットがロストボール。打ち直しの為、ティグランドに戻る宮里藍

「クラフトナビスコ選手権」初日、8時1分スタートの宮里藍は、ミシェル・ウィと同組となり、多くのギャラリーを引き連れてのラウンドとなった。

10番スタートのこの日、前半はドライバーが左、左に飛んでしまう。12番で左のラフからグリーンを捉えきれずにボギーとすると、15番もティショットを左のラフに入れてパーオン出来ずにボギー。18番では、ティショットが左サイドのやしの木に刺さって、ロストボールとなってしまい、前半は3ボギーで折り返した。

キャディのミックと問題を話し合いながらラウンドしていたという宮里は、「足がちゃんと動いていなくて、上半身と下半身のタイミングがイマイチだった」と、ショットの乱れの原因を分析。すぐに修正を施し、後半はショットの安定性を取り戻した。

後半に入り、7番でグリーン手前のラフからチップインでパーセーブするなど、粘りのゴルフを見せた宮里は、8番を3パットのボギーとするが、最終9番でピン下5mをねじ込んで、この日18ホール目で初めてのバーディを奪い、結局この日は1バーディ4ボギーの「75」、通算3オーバーの62位タイで締め括った。

「アイアンも良いフィーリングで打てているし、後半はチャンスも多く、パットをミスしてカムバック出来なかったけど、最後のバーディは明日に繋がる」とスコア以上に前向きな宮里。「力が入り過ぎてしまった」と、前日までは好調だったドライバーの乱れが響いたが、その日のうちに修正出来た事は大きい。

明日は強い風が吹く予報が出されており、順位にも大きな変動が起きそうだ。「明日は、風吹け!みたいな」と笑う宮里。厳しい条件になればなる程、我慢強く順位を上げる宮里にとっては、まさに神風を待つ心境かも知れない。

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