2010年 ロレーナ・オチョア・インビテーショナル

藍、6位に終わるが「ナイスカムバックです!」

2010/11/15 11:56
単独6位で最終日を終えた宮里藍、次戦に望みを繋げるか!?(Michael Cohen/Getty Images)

米国女子ツアーの「ロレーナ・オチョア・インビテーショナル」に出場している宮里藍は、最終日を首位と1打差の2位タイで迎えた。2番でバーディが先行したが、4番でダブルボギー。さらに5番、6番と連続ボギーでスコアを崩したが、その後は5つのバーディを積み重ね通算13アンダーでホールアウト。単独6位となった。

2番は2打目をピンの根元50センチにピタリとつけてバーディを奪った宮里。しかし、4番は残り175ヤードの2打目をグリーン手前の池に入れてしまった。「すごく難しいショットでした。クラブの選択も距離が丁度中間で難しかったです。奥のバンカーに入ってしまうのを避けたかったので、手前ギリギリの所を狙いました」と、その時の状況を振り返る。

続く5番は2打目がグリーンまで30ヤードショートし3打目でも寄せることができずにボギー。さらに6番パー3はティショットをガードバンカーに入れて、2打目でピン1mに寄せたがパーパットを決めることができなかった。

この時点で8アンダーまで後退して、優勝争いからは取り残されてしまったが、9番パー5でバーディを奪うと、前日までの良い流れを取り戻すことができた。後半は4つのバーディを奪い通算13アンダーまでスコアを伸ばすことに成功した。

「ナイスカムバックですよね。17番ではあり得ないようなパーセーブでしたし。18番は9mぐらいの長いパットでした。でも上があれだけ伸びていたので、今日は自分の日じゃないなって思います。それでも出来るだけ上位に来る事が目標だったので、それができてよかったです」。今季6勝目は逃してしまったが、宮里としては後半盛り返すことができ満足度は高い。今季も残り1試合となったが、宮里が最大の目標に掲げるプレーヤー・オブ・ザ・イヤー獲得に向けたわずかな可能性に挑む。

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