2010年 ロレーナ・オチョア・インビテーショナル

藍、親友のホスト大会で、タイトル獲得へラストスパート

2010/11/11 18:02
親友ロレーナ・オチョア(左)の名誉ある大会で、タイトル獲得に挑む宮里藍(右)※画像はトレスマリアス選手権(Darren Carroll/Getty Images)

今週、メキシコで開催される米国女子ツアー第24戦「ロレーナ・オチョア・インビテーショナル」に出場する宮里藍。先週の「ミズノクラシック」2日目、パットの不調により大きくスコアを崩し、最終順位は69位タイという結果に終わったが、最終日には復調の兆しも見えた。シーズン残り2試合を、これまでの自分のスタイルを信じてやるだけだと、その揺るがない一本気を貫き通す。

賞金ランキング1位のチェ・ナヨン(韓国)との賞金額差は約38万ドル。今大会で宮里は優勝しない限り、賞金女王になるチャンスは厳しい状況だが、ロレックス年間最優秀選手賞(ロレックス プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)は、最終戦となるツアーチャンピオンシップがダブルポイント(普通の試合の2倍)になる為、まだまだチャンスがある。トップを走るのは、「ミズノクラシック」で単独2位でフィニッシュしたヤニ・ツェン(台湾)だが、2位に続く宮里との差は14点。残り2試合での逆転を狙う。

大会ホストであるオチョアとは親友でもあり、共に米国女子ツアーを盛り上げてきた2人。初日を同組でまわることになった幸運が、宮里の闘志に火をつけることになるのか。そんな親友の名誉ある大会で、タイトル獲得へ望みを繋ぐべく、劇的な展開を繰り広げられるか楽しみだ。

2010年 ロレーナ・オチョア・インビテーショナル