藍は9位で終戦 「美香に良い刺激をもらった」
2010/10/03 20:30
首位を6打差で追う宮里藍の「日本女子オープン」最終日は、痛恨のダブルボギーで幕を開けた。1番パー4でティショットを左ラフに打ち込むと、刻んだ2打目は30ヤードしか飛ばず再びラフへ。4オン2パットとし、いきなり追い上げ体勢に水をさしてしまった。
今朝から「体調が良くなくて、5番ぐらいまでフワフワしていた」という宮里。それでも、「日本ツアーのシードもかかっているし、トップ10狙いが良いモチベーションになった。それを支えに最後までプレーを続けた」と、その後は1バーディ、1ボギーにまとめ、2ストローク落とすにとどめた。目標に達する通算イーブンパーの単独9位で終え、賞金308万円を加算。通算の獲得賞金を1,672万円に乗せ、来季のシード権をほぼ手中に納めた。
ホールアウト後は18番グリーンに残り、ツアー初勝利を決めた宮里美香を出迎えた。「アメリカで私が勝った時は、いつも待っていてくれたので。結果はどうあれ、18番グリーンにいてあげたいと思っていた。もらい泣きしちゃいましたよ」。
「良い刺激をもらえました。来週からも頑張りたいですね」。早々にアメリカに戻り、次週は「ナビスターLPGAクラシック」への出場を予定。可愛い同郷の後輩から受けた刺激を、米ツアーの賞金女王、そしてプレーヤー・オブ・ザ・イヤー獲得への活力へと変えていく。