藍の真骨頂、“自然体”でメジャー制覇に挑む!
2010/09/29 19:05
世界ランキング1位という称号を引っさげ、宮里藍が「日本女子オープン」の舞台に戻ってきた。開幕前日の29日(水)、宮里藍はインコース9ホールの練習ラウンドを行い、最後の調整を行った。月曜日からコースに入り、昨日はプロアマ戦18ホールをラウンド。いずれも雨天に見舞われたが、この日はようやく晴天に恵まれた。
グリーンとフェアウェイを長いラフが囲う、メジャー仕様のセッティング。雨が降ればラフの重さが増し、さらに難度は増す。明日の初日は雨が予報されている中、「天気は選べないし、どういう状況になっても自分のプレーをするだけ。1ホール1ホール、どう攻略するかがキーになる」と、心構えを口にする。
昨年は「見てもらう人に恩返しというか、楽しんでもらいたいという気持ちが強くて、自分のプレーに対するモチベーションではなかった」と、予選ラウンドで出遅れた反省をあげる宮里。「期待してもらうことは良いエネルギーになるが、今年は自然体でできると思う」。
「天気はどうあれ、1日イーブンでいい。自分のプレーに逃げ道のルートを作っていければ、大きなミスにはならないと思う」。今週は世界ランクトップ10のうち4人が出場しており、世界ランクの獲得ポイントも通常のトーナメントより高い。周囲の期待は高まるばかりだ。