藍、3パットから奮起! 17位タイに急浮上
2010/08/28 10:47
「CNカナディアンオープン」初日は、パットに苦しみ2オーバーの64位タイ。予選カットライン上で迎えた宮里藍は、この日も「(グリーンの)読みが難しかったし、風の影響も受けた」と、前半の12番、13番で1.5メートル前後のバーディパットを外す。さらに14番パー5では、4メートルのバーディチャンスから3パットのボギー。早くも不穏な空気が漂い始める。
だが、この3パットを境に流れが変わる。「良いリマインドになった。良いストロークをすればグリーンも応えてくれるんじゃないかと、何でか分からないけどそう思えた」と、気持ちとプレーの両方を立て直すきっかけとなった。
16番ではピン右1メートルを沈め、ようやくバーディを奪取。「スピードとラインがかみ合ってきた」という後半に入ると、2番で5メートルを沈めてバーディ。さらに5番パー5でもバーディを奪い、この日2ストローク伸ばしてホールアウト。通算イーブンパーの17位タイに浮上し、決勝ラウンドへと駒を進めた。
「落ち着いて、自分のファーストインプレッションと直感でプレーできたラウンド」と総括する宮里。パットのフィーリングも上り調子の状態で残り2日間を迎え、「もう1つ、2つ入ってくれれば、まだまだ上位にいける。まだまだ自分次第で伸びていけると思う」と、さらなる浮上に自信をのぞかせていた。