2010年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント

藍、欲も焦りも無し! 集中力で首位キープ

2010/08/14 17:45
メンタルの強さは宮里藍の真骨頂。首位に並び最終日へ!

「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日に7バーディ、ノーボギー。首位タイスタートを切り、大きな注目を浴びる中で迎えた2日目も、宮里藍の気持ちのコントロールは磐石だった。

「あれだけバーディを獲った後でも、欲を出さないように1打1打シンプルにやっていく気持ちでした」。2番で2メートルを沈めてバーディ先行。3番でボギーを叩くも、直後の4番パー4では2打目をピンに絡めてラクラクバーディ。さらに8番でもバーディを奪い、単独首位に立って後半へ折り返した。

だが、「後半はアイアンの距離感が合ったり、合わなかったり」とスコアメイクに苦しみ、伸び悩む展開に。その間にニッキー・キャンベルに首位に並ばれるが、「焦る気持ちは無かったし、パットもしっかり自分のストロークができた」と、ここからが宮里の真骨頂。ラスト5ホールはすべて1パットで凌ぐなど、後半はすべてパー。最終的にキャンベルと並び、通算9アンダーの首位タイで2日目を終えた。

2打差には、東北高校の後輩・有村智恵が迫る中で迎える最終日。「誰が追い上げてきても、常に自分のプレーに集中できるようにしたい。とにかく1打1打を積み重ねていくだけです」。勝利を飾れば世界ランキングトップの奪回も確実視されているが、いかなる状況であれ、今の宮里にメンタルに関する心配は不要だろう。

2010年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント